福岡コロナ状況 その2

24日の時点で県HPで得られた最新の情報は下記のとおりです(註:リンク先の情報は既により新しい情報に更新されています)。

1)

 24日の新規陽性者数は99人。前日の152人を下回り、4日ぶりに100人を切った。但し7日間移動平均は前日より増加(=17日の新規陽性者60人より多い)して105.7人。また、3日間移動平均は減少して129.7人(21日の新規陽性者数136人より減ったため)。

 以上の平均値は、リンク先には23日までの情報しかないため24日の人数を加味して私が算出していますが、修正情報等を持たないため後刻の県の発表値と異なる可能性はあります。

2)

 23日の時点で病床使用率14.8%と、福岡コロナ警報の目安の値15%に迫っている。

 まん防の要請は、ステージⅢに達した段階とされています。その基準値は7日間平均109人、病床使用率20%とされており、その意味では1)は既に際どいが2)は今少し余裕があるようにも見えます。また上で触れていないが重症病床の使用率は21日~23日の3日間動いていません。

 以上を総合すると、新規陽性者数に遅れて数値が上がることが想定される病床(ないし重症病床)の使用率の月曜以降の上昇の度合いがキーとなるように思われます。しかし少なくとも県のコロナ警報が発動され、なんらかの対応策(と言うことは飲食店等の営業に制約?)が講じられる事態となる可能性はかなり高いですね。

後記:
 24日の新規陽性者数がやや少なかったのは、一つには北九州市が8人と少なめだったことによります(その前数日は20人以上)。しかしこの日は北九州市の検査数自体が通常日の3分の1程度であったことを勘案すると、実質的な減数を意味しないと考えたほうが良いでしょう。現に、26日朝、県HPの更新内容を確認しましたところ、25日の県の新規感染者数は162人と高水準です(北九州市32人を含む)。また、24日で新規感染者数だけでなく病床使用率も目安の15%を超えています。県コロナ警報が発動される可能性は高まったと言えます。

この記事を書いた人

公認会計士・税理士 林宗義